題目：あなたがたは感謝する者になりなさい
聖書：歴代誌上:17:16-27
愛する皆さん、今日、私たちが立っているこの場所、私たちが受けている祝福など、そして毎日のように会って愛して生きる私たちの家族など、このすべてのものが、驚くべき主の恵みという事実を覚えて生きるように願います。ピリピ信徒たちはパウロと別れてからかなり長かったが、別れて振り返らない普通の人と同じではなく、自分たちに福音を伝え、救いを知らせたその愛を一生忘れず、パウロがどこへ行ってもどのような環境にいても感謝の意を現わしました。感謝する心は、神にささげることができる最も貴重なものです。ところが、感謝の具体的な表現の一つが物質です。物質があるところに心もあるとしたかのように、ピリピ信徒たちは物質を集めて牢にいるパウロに愛を伝えて感謝を現わしました。ところが、献金を捧げる時に重要なのを忘れないでください。それは感謝の気持ちです。私が多くの献金をささげたが、湧き出る感謝が抜けていると、果たして神が喜ばれるだろうか？と考えなければなりません。神は献金の多いか少ないかを持って賞賛したり、責めていません。献金をささげる者が大金額を捧げるとしても感謝の気持ちがなければ、神は喜ばれません。歴代誌Ⅰ17章を見れば、ダビデが神の神殿を建てる希望を持ちました。しかし、神は、ダビデのそのような願いを断りました。なぜでしょう？ダビデはあまりにも多くの血を流した人だからです。ダビデは王です。何でも自分の意のままに決定することができる権威のある人です。さらに悪いことを図ったものでもなく、神の神殿を建てることで神が喜ばれると思っていました。しかし、神は、ダビデの計画に反対しました。ある面で考えてみると、自分の意図と計画通りにならないことに対する寂しさもあり得ます。しかし、ダビデは文句を言って恨みません。へりくだって、神の御心に従順しました。私たちは、ダビデのこのような姿を尊敬して学ぶ必要があります。私たちは文句を言うことになる最大の原因の一つは、自分の計画通りにならなかったからです。しかし、いくら美しく、素晴らしく、聖なる目的の計画であっても、神にそれは違うと言われることがあります。決して私の考えと計画が必ず神の考えと全く同じであると勘違いしないでください。私たちは、主と一緒に生きていけば、富んでいるからと言って高慢にならず、貧しいからと言って落胆しません。物質の主人が神様だから、残っても、神の意のままに使って、足りなければ、神が満たしてくださるからです。すべてのものを与えてくださる方も神であり、取られるのも神だからです。英国の聖書コメンテーター、マシューヘンリー牧師は、感謝は算数でプラス（+）と同じだとしました。すべてのことに感謝すると、そこに神の祝福が加わります。どんなことでも、どこでも感謝すれば、プラスの祝福が与えられます。しかし、私はこのように言いたいです。イエスを信じる人々の感謝は、算数で乗算（×）と同じだと言いたいです。私たちが感謝すれば、神様は乗算の祝福を与えてくださることを信じます。神はたとえ、ダビデの願いは断りましたが、その心を喜んで受け、ダビデとソロモンの国をしっかりすると約束されました。ダビデが神に告白することを本文の最後に、「...主よ。あなたが祝福して下さいました。それはとこしえに祝福されています」としました。そうです。神様がくださった祝福を受けることも重要です。しかし、その祝福を味わうことはなおさら重要です。その祝福を味わう秘訣は何ですか？すべてのことに感謝することです。もしかしたら一年の間に目に見える実がなかったとしても、感謝しなさい。大きく病気せずに、この場で礼拝することができるだけでも感謝すべきです。感謝のいけにえをささげる人は、神をあがめようとしました。なにとぞ皆さんは環境を越えてすべてのことに感謝し、それによって神様が与える祝福をいただき、また味わうことを主の御名によりお祈りします。
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